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ノントロン社 カトラリー(ナイフ・フォーク・スプーン)ト『ピクニック』

 

「ノントロン社製 カトラリー

(ナイフ・フォーク・スプーン)《ピクニック》」


豊かな食卓は、
上質な食器から生まれる。

白洲家の、
センスが光る食卓。

『白洲次郎・正子の食卓』という本を眺めていたら、「軽井沢の朝食」と題した写真に釘付けになった。池を前にしたテラスのテーブルの上は、ごくふつうの食卓のはずなのに、趣味のよさが漂っている。サラダの皿、バゲットに盛られたいろいろなパン、ハムやサラミが並ぶ皿、くだものの置かれた皿、ミルクティー……センスのいい食べものや食器の並ぶテーブルの上に、なにげなく、ナイフとフォークが置かれていた。
白洲次郎は神戸で育ち、英国に留学。そこでイギリスのカトラリー(ナイフ、フォーク、スプーンなど)セットを購入したという。夫人の正子は食器のために食べ物を選んだというが、ハイカラな空気のゆえんは、食器類にまで細かな神経を配る夫婦の姿勢にあるのだろう。

 

ナイフとフォークの
始まりは、王妃の輿入れ。

 中世フランスの王侯貴族たちが、手づかみで食事をしていたという話しは、あまりにも有名だ。ナイフ、フォークを使って食事をするようになったのは、一五三三年、アンリ二世のもとへ、イタリアのフィレンツェからお嫁にきたカトリーヌ・ド・メディチがカトラリーを持ってきたときからである。
しかしフランスの農民たちは、もっと昔から、食事のときにナイフとフォークを使っていたようだ。村の鍛冶屋が農機具だけでなく、食事用のナイフやフォーク、スプーンを作っていたのである。
フランス西南部のぺリゴール地方のノントロン村は、フランス最古のカトラリー産地として知られる。昔から優れた鉄鋼石を産出したことから、紀元前より、製鉄と刃物、農機具などが作られていた。十六世紀には、村の鍛冶屋が作る食卓用カトラリーが、地場産業として盛んであった。高品質の鋼があり、焼入れを左右する微妙な性分の水が湧き出ていたからだ。結果、優秀な刃物職人も育っていく。
余談であるが、ルイ王朝に献上されていた有名な「サーベル」は、このノントロンで造られていた。

 

フランスの春は、
アスパラガスが運んでくる。

フランスはEUの中でも一、二位を争う農業国だ。そのフランスで「春の野菜」といえば、アスパラガスをいう。早春にフランスの田舎を車で走っていると、道端で、採れたてのアスパラガスを売るスタンドを見かける。また、村の広場ではアスパラガス祭りもひらかれている。
塩茹でしたアスパラガスにドレッシングをかけた前菜を、ナイフとフォークを使って上手に切り分けて食べる。
ナイフは肉魚だけでなく、野菜を切り分けるのにも使うのだ。ナイフとフォークで野菜を上手に切り分けて食べる姿は、とても上品にうつる。フランスの春の訪れには、カトラリーが欠かせない。

フランス最古のナイフメーカーが
つくるカトラリー。

前述したノントロン村に、四百年以上の歴史をもつ、ポケットナイフブランドのノントロン社がある。このたび、かつて三宅一生のもとでバッグをデザインしていたイタリア、パロマ出身のステファニア・ディ・ぺトゥリロが、ノントロン社のために、遊び心いっぱいのカトラリーを創作した。
基本コンセプトは、ピクニックのような野外での食事のときも、気取らずに使えるカトラリーである。ハンドル材はオリーブ、ツゲ、ローズウッドと三つの木材で作られ、金属部分はマット仕上げだ。特徴は、ナイフを真ん中にして、フォークとスプーンがハンドルのマグネットでピタッとくっ付くので、「アレがない、コレがない」などと大騒ぎをしなくてすむ。刃物が自然、内側にくるので、安全だ。また、リサイクル材を使用した紙筒に収納されるのも、とてもオシャレだ。
オリーブ、ツゲ、ローズウッドの天然木は、手にしっくり馴染み、すべりにくい。また、金属部分へ重心がいくため、使い心地もいい。ナイフは切れ味鋭く、肉も野菜もお手の物だ。
ハンドル部分に焼印された、逆V字と三点ドットの印は、正統派な「ノントロン社」の目印。●(文・渡邊慶司)

 
マグネットで三つを重ねれば携帯に便利。
ハンドル材は、オリーブ、ツゲ(メイン画像、アスパラガスの下のケースより見えている色です)、ローズウッドの三種より選べる。

ノントロン社 カトラリー(ナイフ・フォーク・スプーン)ト『ピクニック』

価格:
19,950円(税込)
カラー:
購入数: セット
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